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恋花火
第6章 シーサイドにて
タケルって、本当に用意周到。


「どこに隠し持ってたの?」

「秘密。」


すばやくペニスにゴムを装着すると、私の小さな突起に擦り付けてくる。


「もう…これだけでイッちゃうよ…」

「俺もあっという間にイキそー」


蜜でぐちゃぐちゃなあそこに挿入され、幸福のため息が漏れる。


「ほんとに俺、菜月のおっぱい好き。華奢な腕とか脚も、白い肌も。だから…」


だから…なに?


その後の言葉は、タケルは言わなかった。


だけど強く抱きしめてきて、激しい口づけをされた。


まるで私たちは獣のように貪りあう。


態勢を変え、後ろから突かれる。


バックというやつだ。


この態勢は普段あまりしない。


けれど今日は久しぶりに。


「この態勢だとおっぱい触りやすい。」

「そうなの…?」

「うん。」


突かれながらおっぱいを揉みしだかれると、はしたない声と液が溢れ出す。


「ほんと好き」


それって私のおっぱいが?


身体が?


…私たちって、それだけなのかな…


そんな不安も掻き消してしまうくらい、タケルは刺激を与えてくる。


もう声も絶え絶えになりそうな頃、私はイッた。


その数秒後に、タケルもフィニッシュを迎えた。


「やべ、ここキスマークつけちった」

「あー!ちょっと!!」


首筋にキスマーク。


タケルの印。


愛しい


愛しい


苦しい。






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