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恋花火
第8章 恋のイロハ
あれから、宣言通り、私は一人で電車に挑戦してみた。
最初は手が震えたけれど、ラッシュ時を避けたせいか、嫌な思いをすることもなかった。
なるべくドア側に立ち、ドアに背を向けたりと神経を研ぎ澄ませて乗る電車は正直疲れる。
けれど、タケルと一緒に登下校するよりは一人の方がマシだと思った。
茜先輩とのアレコレなんか聞きたくないし、態度が変わっちゃうタケルのことも見たくはなかった。
部活ではタケルと顔を合わせるけど、前ほど話したりじゃれたりはしない。
もちろん、SEXもしない。
「あんたたちほんと話さなくなったねー。」
美波に言われ、それに対し小さく頷くことしか出来ない。
話さなくなってもう何カ月?って思ったけど
実際まだ二週間くらいしか経っていない。
けれどその二週間は、とてつもなく長く感じた。
最初は手が震えたけれど、ラッシュ時を避けたせいか、嫌な思いをすることもなかった。
なるべくドア側に立ち、ドアに背を向けたりと神経を研ぎ澄ませて乗る電車は正直疲れる。
けれど、タケルと一緒に登下校するよりは一人の方がマシだと思った。
茜先輩とのアレコレなんか聞きたくないし、態度が変わっちゃうタケルのことも見たくはなかった。
部活ではタケルと顔を合わせるけど、前ほど話したりじゃれたりはしない。
もちろん、SEXもしない。
「あんたたちほんと話さなくなったねー。」
美波に言われ、それに対し小さく頷くことしか出来ない。
話さなくなってもう何カ月?って思ったけど
実際まだ二週間くらいしか経っていない。
けれどその二週間は、とてつもなく長く感じた。