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恋花火
第8章 恋のイロハ
良いところで寝ちゃったタケルに薄いタオルケットを掛けて、そーっと居間を出た。


…いや、良いところでってなにさ。


タケルには茜先輩がいるんだから、これ以上は望んじゃいけない。


ていうか今のも充分やばかったけど…。


自分の部屋に来てベッドに横になると、ギシっと音がする。


…ほんの少し前までは、このベッドを軋ませタケルとSEXをしていた。


なのに今は


キスすらも許されない。


私は無意識に着ていたシャツを捲り上げ、手のひらを自分の乳房に滑らせた。


「んっ…」


脇から脇腹も撫で


そして胸の突起を指で挟んだ。


タケルの指を思い出しながら。


…そう


タケルはこうして私の乳首をこねくり回すんだ。


そのうちにその手は段々とお腹に下がっていき、おへそをくすぐる。


そして…、敏感な部分へと。


私は自らの指を、もう充分に湿った穴へと差し込んだ。


クチュ…と、音がする。


この指はタケルの代わり。


タケルはもう私の事を可愛がってはくれないから、こうする他ない。


「あっ、あっ…」


指を動かすと、ぐちゃぐちゃととんでもない音がする。


私はショーツを脱いで、脚をM字に思い切り広げた。


それも、鏡の前で。


乳房を曝け出し、愛蜜で光り輝く所が鏡には鮮明に映し出されている。


私のここの部分を、タケルはいつも指で広げ、たくさん舐めてくれていた。


こんな風になっていたなんて。


初めて自分で見たここの場所は


思ったよりもずっとグロくて。


けれど指でグイッと広げると、中は紅潮したピンク色をしていた。

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