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恋花火
第9章 ちっぽけなプライド
「はぁっ、はぁ……」
ひととおりオナニーを楽しみ、急に襲ってくる羞恥心。
バイブレーターを引き抜くと糸を引き、ベトベトになっていた。
恥ずかしい……一人でこんな事してるなんて。
虚しさで胸がいっぱいになり、急いで下着と衣服を身につけた。
ベトベトのバイブレーターを洗うため、洗面所へと向かう。
「!!」
「おー。目覚めたら誰もいなくてビビった。」
洗面所にタケルがいた。
「なっ…いつから起きてたの!?」
「んー?30分くらい前?」
「へ、へへへ部屋に来たりしてないよね!?」
「なにそんな焦ってんの?」
「いや……あの、なんでもない!」
「ふーん?」
明らかにおかしい私の態度。
もし、あの現場をタケルに見られていたら……
「ずっと真っ暗なリビングでボーッとしてた。」
「そっか……よかった。」
「よかったって何が?」
「なんでもないっ!」
バイブレーターは明日洗おう…
タケルの前では洗えないし。
「じゃっ私はこれで……」
バイブレーターが見つかる前に退散しよう。
そう思い踵を返した、その瞬間。
「……いつもあーやって一人でヤってんだ?」
タケルが、耳元でそう囁いてきた。
「んなっ」
「見ーちゃった♪」
嘘でしょ……
「あんなにおっきな声出してたら誰でも気付くって。」
今までタケルには色んな場面を見られているけど、オナニーシーンは断トツで恥ずかしい……
「俺のよりもいいんだ?それ。」
背中に回して隠していたバイブレーターをヒョイッと取り上げられる。
「ちょっ、返して!」
「最近菜月とエッチしてないもんなぁ」
「やめてよ!」
「欲求不満だった?」
もう………なんなの。
そうだよ。欲求不満だよ。
だってタケルは茜先輩と色々してるんでしょう?
なのに私にはそんな相手はいない。
いつも私ばっかりタケルに夢中で、すごく悔しい。
ひととおりオナニーを楽しみ、急に襲ってくる羞恥心。
バイブレーターを引き抜くと糸を引き、ベトベトになっていた。
恥ずかしい……一人でこんな事してるなんて。
虚しさで胸がいっぱいになり、急いで下着と衣服を身につけた。
ベトベトのバイブレーターを洗うため、洗面所へと向かう。
「!!」
「おー。目覚めたら誰もいなくてビビった。」
洗面所にタケルがいた。
「なっ…いつから起きてたの!?」
「んー?30分くらい前?」
「へ、へへへ部屋に来たりしてないよね!?」
「なにそんな焦ってんの?」
「いや……あの、なんでもない!」
「ふーん?」
明らかにおかしい私の態度。
もし、あの現場をタケルに見られていたら……
「ずっと真っ暗なリビングでボーッとしてた。」
「そっか……よかった。」
「よかったって何が?」
「なんでもないっ!」
バイブレーターは明日洗おう…
タケルの前では洗えないし。
「じゃっ私はこれで……」
バイブレーターが見つかる前に退散しよう。
そう思い踵を返した、その瞬間。
「……いつもあーやって一人でヤってんだ?」
タケルが、耳元でそう囁いてきた。
「んなっ」
「見ーちゃった♪」
嘘でしょ……
「あんなにおっきな声出してたら誰でも気付くって。」
今までタケルには色んな場面を見られているけど、オナニーシーンは断トツで恥ずかしい……
「俺のよりもいいんだ?それ。」
背中に回して隠していたバイブレーターをヒョイッと取り上げられる。
「ちょっ、返して!」
「最近菜月とエッチしてないもんなぁ」
「やめてよ!」
「欲求不満だった?」
もう………なんなの。
そうだよ。欲求不満だよ。
だってタケルは茜先輩と色々してるんでしょう?
なのに私にはそんな相手はいない。
いつも私ばっかりタケルに夢中で、すごく悔しい。