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恋花火
第2章 ロストバージン
SEXを経験したらば、私も大人の仲間入り。
みんなに自慢したい
…なんて、馬鹿な考えだった。
私はその日の事を誰にも言えなかった。
友達から、「もうヤッた?」って聞かれたけど
「ううん、まだ。」そう答えた。
「そっか。リョウ先輩、菜月のこと大切にしてくれてるんだね。」
友達にそう言われた。
…本当はね、私SEXしたんだよ。
「そんなリョウ先輩なら、きっと初めての時も優しくしてくれるよ。良かったね、菜月。」
…全然、優しくなかったよ…。
処女を失ったあとも、先輩は会う度に求めてきた。
バスケ部の部室で、体育倉庫で、校舎裏で
駅前公園のおトイレや
人影のないデパートの非常通路でされたこともあった。
「気持ちいい?」
毎回そう聞かれるけど、私は毎回なんて答えたらいいのかわからず言葉につまっていた。
…どこかおかしいのかな、私。
何度しても、毎回痛いんだもん。
「もっと声出せよ」
そう言われたけど、声の出し方なんかわかんない。
「…つまんねー奴。」
処女を失って二ヶ月で、リョウ先輩とのお付き合いは終了した。
SEXはたぶん、ほぼ毎日した。
なのにたったの一度も、気持ちいいことなんてなかった。
みんなに自慢したい
…なんて、馬鹿な考えだった。
私はその日の事を誰にも言えなかった。
友達から、「もうヤッた?」って聞かれたけど
「ううん、まだ。」そう答えた。
「そっか。リョウ先輩、菜月のこと大切にしてくれてるんだね。」
友達にそう言われた。
…本当はね、私SEXしたんだよ。
「そんなリョウ先輩なら、きっと初めての時も優しくしてくれるよ。良かったね、菜月。」
…全然、優しくなかったよ…。
処女を失ったあとも、先輩は会う度に求めてきた。
バスケ部の部室で、体育倉庫で、校舎裏で
駅前公園のおトイレや
人影のないデパートの非常通路でされたこともあった。
「気持ちいい?」
毎回そう聞かれるけど、私は毎回なんて答えたらいいのかわからず言葉につまっていた。
…どこかおかしいのかな、私。
何度しても、毎回痛いんだもん。
「もっと声出せよ」
そう言われたけど、声の出し方なんかわかんない。
「…つまんねー奴。」
処女を失って二ヶ月で、リョウ先輩とのお付き合いは終了した。
SEXはたぶん、ほぼ毎日した。
なのにたったの一度も、気持ちいいことなんてなかった。