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恋花火
第15章 虹色の放課後
この豪快な笑い方は……
「ちゃんと勉強しろー」
陸先輩が、頭をぐしゃぐしゃ撫でてきた。
……これ、タケルもよくしてくるやつだ。
これをされると、ご褒美貰ったみたいで、嬉しくなってしまう。
「二年になると大変だよ?一日に二回数学あったりするからね。」
「うげ、マジですか…」
「マジ、マジ。二年になれば理数か文系か選択する授業あるから、それ次第でね。」
陸先輩は理数系なのかぁ。やだ、なんかどこまでもかっこいい。
「菜月ちゃんは文系かな?」
「どちらか選べと言われたら、そうですね。」
「ふーん。」
陸先輩は私の後ろから手を回して、ノートをパラパラと捲った。
「字、綺麗に書くね。」
「初めて言われました。」
「俺、菜月ちゃんの書く字好きだわ」
不意に出た"好き"というフレーズに胸が跳ねる。
落ち着け落ち着け、今は字の話してるだけだってば。
私って一体何歳なの?ってくらい、ドキドキしっぱなしだよ。
陸先輩が急に黙り込んだので、振り返った。
そしたら陸先輩は、なぜかものすごく照れていて……
「見んな。」
「そんな事言われても。笑」
前も思ったけど、照れまくってる時の先輩はめちゃくちゃ可愛い。
「可愛いです」
「嬉しくねー」
ほんとにほんとに可愛くて、こういう時、先輩よりちょっと大人な気分になってしまう。
普段は硬派なのに、こうやってたまに見せてくる表情。
そのギャップ、かなりズルい。
「はい〜、イチャイチャすんのはあとにしてくださーい」
その声にハッとすると、真っ赤な顔したタケルが立ってた。
「なんでタケルが照れてんの」
「うっせ ブス」
「は!?」
そう言い放ち、タケルはレン達の方へ逃げて行った。
そのやり取りを見ていた茜先輩が、「仲良しだね」って……
悲しそうな顔をして言った。
「ちゃんと勉強しろー」
陸先輩が、頭をぐしゃぐしゃ撫でてきた。
……これ、タケルもよくしてくるやつだ。
これをされると、ご褒美貰ったみたいで、嬉しくなってしまう。
「二年になると大変だよ?一日に二回数学あったりするからね。」
「うげ、マジですか…」
「マジ、マジ。二年になれば理数か文系か選択する授業あるから、それ次第でね。」
陸先輩は理数系なのかぁ。やだ、なんかどこまでもかっこいい。
「菜月ちゃんは文系かな?」
「どちらか選べと言われたら、そうですね。」
「ふーん。」
陸先輩は私の後ろから手を回して、ノートをパラパラと捲った。
「字、綺麗に書くね。」
「初めて言われました。」
「俺、菜月ちゃんの書く字好きだわ」
不意に出た"好き"というフレーズに胸が跳ねる。
落ち着け落ち着け、今は字の話してるだけだってば。
私って一体何歳なの?ってくらい、ドキドキしっぱなしだよ。
陸先輩が急に黙り込んだので、振り返った。
そしたら陸先輩は、なぜかものすごく照れていて……
「見んな。」
「そんな事言われても。笑」
前も思ったけど、照れまくってる時の先輩はめちゃくちゃ可愛い。
「可愛いです」
「嬉しくねー」
ほんとにほんとに可愛くて、こういう時、先輩よりちょっと大人な気分になってしまう。
普段は硬派なのに、こうやってたまに見せてくる表情。
そのギャップ、かなりズルい。
「はい〜、イチャイチャすんのはあとにしてくださーい」
その声にハッとすると、真っ赤な顔したタケルが立ってた。
「なんでタケルが照れてんの」
「うっせ ブス」
「は!?」
そう言い放ち、タケルはレン達の方へ逃げて行った。
そのやり取りを見ていた茜先輩が、「仲良しだね」って……
悲しそうな顔をして言った。