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誰のもの⁉︎
第18章 親友 洋平
直志くんと洋平さんが戻ってきた。
洋平さんが注文をした時 私たちの料理が運ばれてきた。

「先食べて。でも、直志 デートならもっといいとこ連れてけよ。」

直志くんは 何も言わず 食べ始めた。

「私がここがイイって言ったんです。」

直志くんが 顔を上げて 笑顔になったかと思ったら、洋平さんにフンッと言った顔を向ける。

「ここって 会社の近くなんですよね。」

「そうだよ。そこの⚪️⚪️コーポレーション。知ってる?」

直志くんが睨む。

「あっ!知ってます。若い社長さんで学生の時に起業したんですよね。凄いですよね。」

直志くんは俯いて 耳まで赤くなっている事に気がつかなかった。

「実は、あそこに面接受けに行ったんですけど、ダメでした。」

笑いながら言うと、

直志くんと洋平さんが ビックリした顔をしていた。

「面接…行ったの?」

「うん。直志くんと会ってから仕事探し始めて その時に。」

クックックッ
洋平さんが笑って直志くんをバンバン叩いた。

「痛てーよ!」

「??」
何か変な事言ったかな?

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