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第6章 別れ

3人で未唯の部屋に帰ってきた。
未唯は まだ泣いている。

「未唯。なんでも聞くから…。溜め込まないで。」

「うん……。」

高校の時の事が 脳裏を駆け巡った。
あの時、未唯は彼と きっぱり別れたが、そこからが酷かった。
吐き気がなくなったと思ったら、何も食べなくなった。
だんだん やつれていった。

たぶん、今回は まだ酷くなりそうな予感がした。
課長を愛して 結婚まで約束していた。

「ハァ〜〜、未唯 何を話してきたの？」

「別れるって言ってきた。指輪も返した…。」

「それでいいの？会社で顔 合わせられる？」

「仕事…やめる……。」

黙っていた優が 口を開いた。

「どうなってるの？私にも教えて！」