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誰のもの⁉︎
第6章 別れ
歩くんが 言っていたことは本当だろうか?
文代は未唯の彼に手を出して別れさせる?

「文代さん、俺が未唯と付き合っているのを本当は知ってた?」

文代はキョトンとした。

「未唯と別れさせるのが目的?」

「未唯ちゃんと付き合ってるのは知ってたよ。」

悪ブル様子もなく 文代は答えた。

「だって 未唯ちゃんの彼 いつも 私のストライクだし、私の方を好きになってくれるんだよ。もらっても いいよね。」

ニッコリ微笑む。

「浩隆さん 。これ、私がもらっていい?」

文代が手にしたのは 未唯が置いていった指輪…。

「今日から 私が婚約者だね。」

俺は怖くなった。この女 天然悪女⁉︎計算悪女⁉︎
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