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誰のもの⁉︎
第11章 再会
仕事が終わり、俺は 足早に会社を後にした。

駅を出ると、未唯がいた。

声をかけようと 近寄ると、男に腕を掴まれていた。

(誰だ?)

未唯を見ると 震えているように見えた。

「未唯?」

「弥くん。」

俺に駆け寄ると 俺の腕にしがみついて やっぱり 震えていた。

「どうした?大丈夫か?」

顔をのぞきこむと、

「未唯! 」

男が未唯に詰め寄る。
俺は 未唯を後ろに 隠すようにすると、

「どなたですか?」

「君は 未唯のなんだ。俺は 未唯に 話があるんだ。遠慮してくれるかな。」

「嫌がってるみたいなので、そちらが 遠慮してください。未唯 行くよ。」

未唯の手を引き その場を離れた。





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