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第12章 俺のものに

ニコニコしながら 車を走らせた 弥くん。
何がどうなっているのかわからない。

「弥くん、どこ行くの？」

「デート‼︎ 」

答えになってない。
何を言っても 答えてくれそうもなかった。
無言のまま 車は走っていく。

ずっと 外の景色を見ていると、海が見えて来た。

「う…み…。海‼︎」

「デートの定番でしょ。」

どういう解釈かわからなかったが、海は久しぶりだ。
なんだか、ウキウキして来た。