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Complex
第2章 始動
自宅に帰ると、友香はクローゼットの前で腕組みをした。
何着か、服を出してはしまう、その繰り返し。

明日は、綾瀬との食事。

仕事以外で男性と食事に行くのは、二年ぶりだろうか。
どんな服を着ていけばいいかわからない。

仕事の時はスーツばかり。
ジムに通う時だって、Tシャツにジャージが基本。
あとは近所に買い物に行くくらいで、いまさらおしゃれなんてわからない。
数年前までは欠かさずに買っていた女性誌も同じくらい目を通していない。
こないだ美容院へ行ったときにチェックしておくべきだった。

綾瀬がどうくるかもわからない。
けれど、おしゃれには敏感な方だと思う。
肩まであるウェーブのかかった、一見無造作だけれども手入れされている髪。
帰り際に見た格好も、細身のストライプの入ったパンツに黒のベスト。

釣り合う服装がわからない。

一時間ほど、すべての服を出しながら、なんとか明日の準備をする。

気がつけば夕方。
今日も早めに食事を終えると、堀場に教えて貰った入浴法を試してみる。
まずは熱めの湯船に5分ほど。
体が温まったら、一旦湯船からあがり、なるべく低めの温度で頭から順に体を洗う。
そしてまた、熱めのお風呂。

温まったら体を冷ます。
それを何度か繰り返すだけで、代謝があがるのだそうだ。
半身浴よりも短時間で効果的。

火照った体を冷ましながら、入浴後はパックまで行った。
パック後は何度も鏡でチェックしてしまう。

たかが食事に誘われただけで。
気合いを入れ過ぎてしまう自分に、友香は満足した。

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