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Complex
第2章 始動
翌日も堀場がトレーナーとしてついた。
綾瀬を見かけたけれど、彼から近付いてくることはなかった。
約束、覚えてるよね?
あまりにもそっけなくて、なんだか不安になる。
トレーニングの時間が終わっても、まだ綾瀬は体を動かしていた。
堀場がシャワー行かないんですか?と不思議そうに聞いてくる。
友香は促されるまま、シャワールームに向かった。
いつもよりも念入りにシャワーで汗を流した後は、髪も乾かすだけでなく、艶が出るようにブローまでした。
さすがにすっぴんでは申し訳ないので、この場所では場違いなほどにきちんと、けれど派手すぎないように気をつけながらメイクもする。
濃すぎる化粧なんて、いまさらできないけれど。
更衣室からロビーに戻ると、綾瀬がエントランスの外で立っているのが見えた。
意外。
彼はタバコを吸いながら友香を待ってくれている。
「綾瀬さん」
「ああ、準備万端?」
少し垂れ目の目をさらに下げながら、綾瀬が振り返った。
綾瀬を見かけたけれど、彼から近付いてくることはなかった。
約束、覚えてるよね?
あまりにもそっけなくて、なんだか不安になる。
トレーニングの時間が終わっても、まだ綾瀬は体を動かしていた。
堀場がシャワー行かないんですか?と不思議そうに聞いてくる。
友香は促されるまま、シャワールームに向かった。
いつもよりも念入りにシャワーで汗を流した後は、髪も乾かすだけでなく、艶が出るようにブローまでした。
さすがにすっぴんでは申し訳ないので、この場所では場違いなほどにきちんと、けれど派手すぎないように気をつけながらメイクもする。
濃すぎる化粧なんて、いまさらできないけれど。
更衣室からロビーに戻ると、綾瀬がエントランスの外で立っているのが見えた。
意外。
彼はタバコを吸いながら友香を待ってくれている。
「綾瀬さん」
「ああ、準備万端?」
少し垂れ目の目をさらに下げながら、綾瀬が振り返った。