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Complex
第4章 新天地
あっという間に一週間が過ぎ、晴れてオープンの日を迎えた。
それまでには今までお世話になった取引先や関係者も数多く来店し、お祝いの言葉と共に友香の変貌振りを声を揃えて褒めてくれた。
その言葉だけで、この一ヶ月の努力も報われ、この10日程の活力になった。

あれから綾瀬とは、何もない。
お互い忙しくなり、落ち着いたら連絡する約束をしたのみだ。
けれどもオープンの朝には労いと励ましのメールがきた。
メール、苦手って言っていたのに。


オープンは、予想を上回る来客があった。
もちろん当日すぐに契約ができるわけではない。
今日の目標は、来客したお客様の中から、何組の方が今後も話を聞きに来てくれるかだ。

友香も来客の対応に追われながら他の社員を見てはいた。
こちらが指示するまでもなく、誰もが仕事の仕方をわかっている。
大半の粗品目当てで話を聞く振りをするだけの客は、事務員が上手に対応してくれる。
中には粗品だけ貰って帰る方もいるけれど。
それでいいのだ。
ここに不動産屋ができた。
それが周知されれば大丈夫。

まだ始まったばかりなのに。
スキルも、やる気も申し分ない。
チームワークも今までの店に比べたら天と地ほどだ。


友香はそう思いながら、次の来客の対応をする。
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