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第4章 新天地

怖い。
怖い怖い。

誰か、助けて。

圭太の体に押しつぶされながら、強引に体を弄る指先に寒気を覚える。
胸を強引に掴む手も、必死に足を割ろうと這う指も。
こんな圭太は知らない。
もう、声も出ない。

これは、誰？

口を塞がれ、引き裂かれるかのように強引に衣服を乱され。

今ここで起こっていることがなんなのかがわからない。

今、私に覆いかぶさっているのは、本当に圭太？

私の知っている圭太は、こんな人間じゃない。


声にならない叫びも諦めると、急に冷静になる。
それでも頭の中は何が起きているのかもわからずにひたすらに自問自答を繰り返している。

ようやく思考が追いついてきた時、友香の目から突然に涙が溢れ出た。


圭太の前で泣くのは、初めてだ。

そう思った瞬間、友香はすべての抵抗を諦めた。