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やさしいんだね
第6章 他人の快楽は夕刻の改札で
 あの晩。 

 ソンのワンボックスが行き着いた先は、川沿いに聳え立つソンの自宅マンションだった。
 3LDKの室内には至るところにヒカルの匂いが染み付いていた。


 ―――腹減ったなぁ。そうだ。今日はシズクの退院と、ヒカルに初めて人間の友達が出来たことを祝ってだな!3人でパァッとうめぇもんでも食っちまおうか!


 ソンはそう言ったが、発言とは相反し、まるでそこに病み上がりの姪っ子などしないかのような素振りで「ヤッタァ!ボクうなぎがいいー!」とはしゃぐヒカルを腕の中に抱き寄せるとそのままソファに倒れこみ、ヒカルの着衣を剥ぎ取りながら器用にスマホを弄くると、そのまま通話をはじめた。


 ―――あ、もしもし?出前お願いできます?


 小百合はリビングの戸口に突っ立ったまま、ソンが電話口の向こうに早口で注文を述べながらヒカルの小さい身体を弄ぶ様子を呆然と眺めるしかなかった。


 ―――あぁそうだ、シズク。ヒマだろ?テレビ観てていいぞ。


 通話を終えたソンは突然小百合のほうを向き直ると、驚いて飛び上がる小百合にそのようなことを述べ、その足元にリモコンを放り投げた。
 足元にがらんと落ちてきたリモコンから電池が2本飛び出し、フローリングの上をごろごろと転がっていく。
 その様子を目で追いながら、小百合は更に呆然とした。
 なぜならば、ソファの上でヒカルが乳首を舐められ、切ない息を漏らしていたからだ。
 そして、大画面の薄型テレビは、ヒカルとソンが絡み合っているソファの目の前に設置されていたのだ。


 ―――わりぃなぁシズク・・・メシがくるまで、ヒカルが俺に用があるんだと・・・なぁ?ヒカル。


 小百合は気だるい身体と飽和状態の頭を抱えてしゃがみこみ、黙ったまま電池を2本床から拾い上げ、リモコンに正しくセットした。
 その間にもソンはヒカルが最後まで身に着けていた面積の少ない少女向け下着が隠すにはあまりに規格違いの中身を大きな手のひらで掴んで刺激しつつ、ヒカルの少女にしか見えない可憐な唇に何度も音を立ててキスしていた。


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