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第8章 かいほう。

脚を 洗い終わり、


『後は ご自分でお願い致します』


スポンジを 渡し、手についた泡を 流そうと 蛇口に 手を掛ける。

その手を捕まれ、


「ここは 手でお願いしよう」


羞恥に 貴方を見つめ返し 俯く。


「今回は 止しておこう」


素早く身体を洗い流す。
掴まれた手は そのままに。

そのまま 貴方の胸に 背を預けるカタチで 湯舟に浸かる。

腰に腕を絡ませたまま。


「さて、上がろうか
逆上せては いないな」

『はい、大丈夫です』


ローブを 羽織バスルームから出た。