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初音さんの二十日間
第1章 受験生がやってくる!?
「え、ちょ…ちょっと待って話が見えないんだけど、障子に習字って、なに?」
休日の早朝。
しかも昨日の新年会からの二日酔い、なう。
母からの電話で起こされた脳ミソは、まだうまく回っていない。
『あんたねぇ……』
電話を通して大きなため息が聞こえた。
『お父さんの従兄弟の昭司叔父さん、覚えてるでしょ?』
しょーじ叔父さん…しょーじ叔父さん…。
あー、北陸の方で酒屋をやってる叔父さんか?
『そこの柊二くんが受験で上京するからあんたんチに泊めてあげて、って話よ』
しゅーじくん…しゅーじくん…。
……覚えてない。
「しゅーじくんてー…記憶がないんだけど」
『やぁねえ。大お祖母ちゃんの米寿のお祝いの時に会ったじゃない』
ベージュ?
ダメ、まだ頭回んない…。
休日の早朝。
しかも昨日の新年会からの二日酔い、なう。
母からの電話で起こされた脳ミソは、まだうまく回っていない。
『あんたねぇ……』
電話を通して大きなため息が聞こえた。
『お父さんの従兄弟の昭司叔父さん、覚えてるでしょ?』
しょーじ叔父さん…しょーじ叔父さん…。
あー、北陸の方で酒屋をやってる叔父さんか?
『そこの柊二くんが受験で上京するからあんたんチに泊めてあげて、って話よ』
しゅーじくん…しゅーじくん…。
……覚えてない。
「しゅーじくんてー…記憶がないんだけど」
『やぁねえ。大お祖母ちゃんの米寿のお祝いの時に会ったじゃない』
ベージュ?
ダメ、まだ頭回んない…。