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初音さんの二十日間
第9章 闘え!アラサー女!
大股でエントランスまで行進し、エレベーターの前で大きく鼻から息を吐き出した。ふんがー!
言ってやった!
言ってやったよ!
スッキリした!!
山辺へ三下り半を叩きつけながら、柊二くんへの想いを再確認した。
そうだよ、私はあの子が欲しいんだ。
勝手だろうとなんだろうと、その気持ちは変えられないんだから。ふんがー!
エレベーターが到着すると、柊二くんが飛び出してきた。
「初音さん!大丈夫!?」
はわわー…。
リキみが抜けたらへなへなとチカラまで抜けてしまった。エレベーターホールに座り込んだ私に、駆け寄ってくる柊二くんが王子様に見える。
「心配でベランダから見てたんすけど…どこか痛い?怪我してないですか?」
「ダ、ダイジョブ…腰が抜けただけだから」
腕を抱えて起こしてもらうも、膝が笑ってしまい生まれたての小鹿のようだ。カッコ悪いし情けない。
「よし、そんじゃあ、はい」
私に背を向けてしゃがんだ姿勢。
それはその…?
えええー!?
言ってやった!
言ってやったよ!
スッキリした!!
山辺へ三下り半を叩きつけながら、柊二くんへの想いを再確認した。
そうだよ、私はあの子が欲しいんだ。
勝手だろうとなんだろうと、その気持ちは変えられないんだから。ふんがー!
エレベーターが到着すると、柊二くんが飛び出してきた。
「初音さん!大丈夫!?」
はわわー…。
リキみが抜けたらへなへなとチカラまで抜けてしまった。エレベーターホールに座り込んだ私に、駆け寄ってくる柊二くんが王子様に見える。
「心配でベランダから見てたんすけど…どこか痛い?怪我してないですか?」
「ダ、ダイジョブ…腰が抜けただけだから」
腕を抱えて起こしてもらうも、膝が笑ってしまい生まれたての小鹿のようだ。カッコ悪いし情けない。
「よし、そんじゃあ、はい」
私に背を向けてしゃがんだ姿勢。
それはその…?
えええー!?