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純の恋人
第7章 真実の破片
 
「そこまで言ってくださるのはありがたいですけど、私がアンジュじゃなかったらどうするんですか? 松永さんが嘘を吐いていて、実は私がKANATAだった可能性もあります。だとすれば、事務所を買収した意味もなくなりますが」

「まあその可能性はありますが、限りなくゼロに近いでしょう。アンジュは体を露出し、女性らしいラインを晒しています。一方のKANATAは、全身を隠した格好です。これは、体つきから男性だとばれないようにしたためではないかと推測できます」

 だからといってKANATAが男性だとは言い切れないけれど、そう言われれば、少なくともアンジュが男性である可能性はないだろう。確実な証拠はなくても、足元はほとんど固まっている。それこそ、若頭と取引なんてしなくてもいいくらいに。

「歌うかどうかは、人生を左右する大事な話ですから、あなたが迷うのも仕方ありませんね。では、もう一つあなたに提案しましょう」

「まだ、何か出来るんですか?」

「KANATAであったと言われる田中 翔でしたか。彼の働くホストクラブの元締めが、どこの組なのかご存知ですか?」
 
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