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純の恋人
第2章 三人の男
 
 そういえば、ずっと閉まっていたカーテンの向こうの主、イドさんと初めて話したのも、その後だったっけ。あの時は淫らな自分が心底嫌で、いっそ死んでしまおうかとも思った。

「っ、ふ……んんっ」

「手抜きするなよ、純。しっかりしゃぶって」

 宮城さんの手が、私の秘所に伸びる。奉仕しているだけで濡れる私の体に、彼は満足そうな笑みを浮かべた。

「もう欲しい? 純はこんな時、いつも俺に縋ってたんだけどな」

 宮城さんの指を容易く飲み込んだ私の下半身は、期待から涎を垂らす。ぐちゅ、ぐちゅと突き込まれるたびに、私が私でなくなっていく。快楽を求めて腰を振る、理性のないけだもの。それともそれが、私なのだろうか。

「もっと大きいの……私に入れて。もう限界……宮城さんの、おちんちんで、イキたいの」

 そう言えと病院で初めて犯された時に言われたから、私ははしたない言葉をそのまま口にする。すると宮城さんは私を四つん這いにして、一気に秘裂を貫いた。

「あああっ!」

 宮城さんの行為は、いつも激しく強引だ。声を我慢する猶予も与えてくれない。今日はイドさんは検査らしく、部屋にはいない。どのみちイドさんがいる日も、私はいつも喘ぎを止めらないけれど。
 
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