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純の恋人
第2章 三人の男

「なんか甘い味がする……美味しい、純」
甘いのは、今食べていたゼリーのせいだろう。まだテーブルに食べかけが残っているのに、手をつける事は許されない。有無を言わさず宮城さんは私の病衣と下着を剥いで、体に触れてきた。
「ぃやっ……」
「嫌な訳ないだろ。普段の純なら、自分から脱いで俺に甘えてるし。ほら、早く舐めろよ」
腕を引っ張られて、私は膝立ちになった宮城さんの股間に顔を押し付けられる。鼻につんとくる雄の香り。下腹部がじわりと滲んだ気がするのは、体がこれをずっと前から受け入れてきたからなのだろうか。
大きい彼のものを口に含むと、舌を這わせる。膨張を続ける彼は私の頭を押さえると、腰を揺らしながら呟いた。
「大分思い出してきたな。初めはフェラの仕方も忘れてたのに」
私はいつ、こんないやらしい事を覚えたんだろう。事故の後、初めて私を犯したのは宮城さんだ。その時も来るなり私を押さえつけて、いつ誰が来るかも分からないこの部屋で押し込まれた。
でも、私は処女じゃなかった。受け入れたそこから血は流れなかった。痛かったのは初めだけ、揺さぶられていくうちに思考が飛んで、その時は声も我慢できず喘いでしまった。

