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純の恋人
第5章 三人の正体

「イドさん、こんなところにほくろがあるんですね」
内股の際どい位置にぽつりとある、黒い点。なんだかセクシーでつい魅入ってしまうと、イドさんは私の頭を撫でた。
「純ちゃん、今さら気付いたの?」
「だって今までは、そんな余裕なかったから……」
「もしかして、純ちゃん自分のほくろにも気付いてない? 俺とおんなじところにあるんだけど」
「え?」
指摘されて見てみれば、確かに私も太ももにほくろがある。内股なんて目に入っても意識していなかったから、まったく気が付かなかった。
「オレは初めてこれ見た時、運命感じたんだけどな。オレと純ちゃんは結ばれるために生まれてきたんだーって」
「そ、そうなんですか」
なんだか悪い気がして、私は目を逸らす。けれどイドさんは気にしていないようで、私の手を取るとイドさんのほくろに誘導した。
際どい位置にあるから、自然とほくろの側にある、イドさん自身が目に入る。既に勃ち始めているそれはインパクトがあって、もうほくろに目はいかなかった。
「純ちゃん、触ってみて?」
「それは……その、どっちを?」
「純ちゃんの好きなところ、好きなだけ触っていいよ」

