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桃尻娘はpeachpie🍑
第2章 イっちゃった?
「今帰り?」

桃子は改札を出ると、今朝のサラリーマンに声を掛けられた。

ボーッとしていた桃子は最初彼は誰なのか分からなかった。

「あ…今朝電車で一緒だった…」
サラリーマンは桃子に言った。

「あ…すみません。」

桃子は思い出した。

「ボーッとして、お疲れですか?顔も少し赤いみたい。熱があるの?」

サラリーマンは桃子を心配そうに見た。

「あ…いえ…部活で…ちょっと練習がキツくて…」

桃子は今の電車で痴漢にあっていたことは言わなかった。

桃子は、スカートの裾を握り締めた。


「頑張れ、女子高生!」
サラリーマンは桃子を励ました。

「あ…ありがとうございます。」
桃子は力無く笑った。

話しかけないで欲しいと思った。

桃子はそのまま、
「さよなら。」
と言い、一人歩き出した。


濡れた下着を冷たく感じながら
足を引きずるように歩いた。

徒歩五分の自宅マンションも遠くに感じた。







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