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I can never thank you enough
第1章 桃☆マジック!~甘い果実酒にふわふわ~
風呂上がり。
1週間の頑張りを二人でゆっくり労う、まったり出来る金曜日は至福の時間だ。
「「かんぱーい」」
桃の果実酒は陽輔には少し甘すぎたが、
そのフルーティな味は女性が好みそうな物だった。
桃の良い香りが、アルコールに馴染んで。
一年寝かせた果実酒は、甘くて飲みやすかった。
ソーダ割りにしたり、水割りしたり。
もちろんロックでも楽しめる。
水割りが華子の口に合うのか、華子は、こくこくと美味しいそうにそれを飲んでいた。
――― 甘いけど、割とアルコール度数あるぞ?これ。
風呂上がりで、水分を欲した躯。
飲みやすいその水割りはスイスイと華子の躯に吸収されていく。
その桃酒にほろ酔いな気配の華子。
白い肌がほんのりと桃色に染まって、白い首すじが液体を飲み込むたびにヒクヒクと動く様子に陽輔は目が離せなかった。