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囚われ
第3章 籠の中の鳥
 

目が覚めると、あの黒い部屋の黒いベッドにいた


辺りを見回してみるけど、誰もいない


あのあと、どうしたんだろう?


とりあえず、起き上がろうと思い体を起こすと腹部に痛みがはしる


そういえば、前にもこの痛みが……


事故の傷は全部直っているのになんで??


あ、あのときも!


悪魔に口づけされたあと、彼をおもいっきり突き飛ばしたあと腹部に激痛を感じて意識を手放した


彼と初めて会った時もそうだ


もしかして私を黙らせるために?


体が震えているのがわかった


まともな人間じゃない、はやくここから逃げないと……


そう思い、ベッドから降りもう一度辺りを見回す


わかったことは、この部屋の天井が高いこと


165cmある私が背伸びして両手を天上に向けても1mぐらいの高さがある


窓はあるけど、壁の高いことろにあり窓も小さくさらに鉄格子みたいなもので囲ってあり光がさすためだけにあるようなもの


あとは、ベットと、鏡、タンスがあるぐらいで生活感はまるでない




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