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囚われ
第3章 籠の中の鳥

あとは二つのドア
一つはとても厳重そうで前に彼が入ってきたドア
一応、ドアを開けようと試みるがガチャともなんとも言わず動きもしない
もうひとつのドアは一つめ同様に黒いがドアを引っ張ると開いた
残念ながらそこにあったのは右手がトイレ左手がお風呂まん中がドレッサーになっていて引き出しを開けると化粧品がたくさん入っていた
あいつに、こんな配慮があるなんて……
と、思いつつも引き出しの化粧品を見てみるとすべてブランドもの
コスメ好きの私は嬉しくて色々漁っていた
化粧品に夢中になっているとき、ガチャンと音がした
あいつだ!!
この音はあの厳重そうなドアが開いた音にちがいない
どうしよ?どうしよ?
そう思っているうちに足音がどんどん近づいてくる
もうだめだ

