この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
獣日和
第3章 浴室と淡い思い出



「桜太、はなして……」



身を捩り、桜太の両手をはなそうと強く引っ張るも、桜太の両手はがっしりとふみの腰に回されたまま、びくともしない。

それに加え、穏やかに優しい表情で桜太はクスッと笑う。



「嫌だって言ったら?」




ふみはその言葉を聞くとかあっと顔が赤くなり、俯いてしまった。




「は、恥ずかしいから……本当に、はなして……お願い……」




湯船の水滴なのか、それとも汗なのか、首筋を雫がつうっと伝う。

するとすぐにまた耳元で囁く声が聞こえると、首筋にあたたかい感触が走る。




「どうして? 俺兄弟と変わらないんでしょ? 何で恥ずかしいの? ふみちゃん」




その感触が桜太からの口付けだと気づくには、あまり時間はかからなかった。
/40ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ