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逆襲のフィメス
第10章 果てさせられて
(俺に出来る事は……)
この身に替えてでも、サヤをこの地獄から救い出すことだ。そしてそれにはまだ機が整っていない。
ラフィンはサヤの横でその裸の長身を無防備に晒して夢心地のようだが、ログスの背後からは油断なく監視するキーラの視線が飛んでいる。
(まだだ。まだ……必ずチャンスは訪れる……)
「あ……が、我慢できません……キ……キーラ様……あ、ああ……どうかサヤに早く……」
うわずった声で、求め訴える我が妻。目隠しに覆われていてもわかる、上気し眉を切なげに寄せた発情顔。こんなサヤを見るのは初めてだった。
自ら脚を大きく広げ、女の孔を指で開いて腰を震わせているのは誰だ。こんな痴態をとるような女ではなかった。
貞淑で、欲深い所などなく、常に村の仲間のために懸命に働いていたサヤ。それをフィメスが変えてしまった。
(サヤ……くそっ……ああ、サヤ。愛している……)
命じられたとはいえ、こうして抱くことで少しでもサヤに伝えたかった。
(俺は傍にいる……必ずお前を守る。だから……だから……)
この身に替えてでも、サヤをこの地獄から救い出すことだ。そしてそれにはまだ機が整っていない。
ラフィンはサヤの横でその裸の長身を無防備に晒して夢心地のようだが、ログスの背後からは油断なく監視するキーラの視線が飛んでいる。
(まだだ。まだ……必ずチャンスは訪れる……)
「あ……が、我慢できません……キ……キーラ様……あ、ああ……どうかサヤに早く……」
うわずった声で、求め訴える我が妻。目隠しに覆われていてもわかる、上気し眉を切なげに寄せた発情顔。こんなサヤを見るのは初めてだった。
自ら脚を大きく広げ、女の孔を指で開いて腰を震わせているのは誰だ。こんな痴態をとるような女ではなかった。
貞淑で、欲深い所などなく、常に村の仲間のために懸命に働いていたサヤ。それをフィメスが変えてしまった。
(サヤ……くそっ……ああ、サヤ。愛している……)
命じられたとはいえ、こうして抱くことで少しでもサヤに伝えたかった。
(俺は傍にいる……必ずお前を守る。だから……だから……)