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逆襲のフィメス
第10章 果てさせられて
 行商人という身分で捕えられたことになっているプレティディスは、この周辺の未開部族たちと違って物を知っている扱いやすい奴隷として重宝されている。

 砦に常駐するフィメス兵で彼の事を知らぬ者はいなかった。

「ゆっくりとこちらを向きなさい……逃げても無駄ですよ」

(言葉使いも砦の荒くれどもと違って品があるな……)

 背後からの命令の通りに振り返ると、果たしてそこに立っていたのは初めて見るフィメスの女だった。

 ラーナたち奴隷狩り部隊とはまた少し異なった装束。胸をはすに隠すようにして纏ったマント。確かフィメスの軍曹の正しい着こなし方だ。ラーナたち現場の兵は皆、暑苦しさを嫌って普段はマントなどはおらない。

 白い肌、スラリとした手足。高価そうな装飾の入った金のブレスレット。理知的な印象を受ける青い瞳。フィメス女特有の意志の強そうな眉の美人顔。

 美人であるという点は他の兵士たち同様ではあったが、栗色の髪を方で切りそろえた清楚な雰囲気は異質だ。
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