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逆襲のフィメス
第11章 裸身の聖儀式
 しかし、ソフィアは後ろへ跳んで難なく躱してのけた。

 その手の二本の剣に巻かれた青色のリボンが長い尾をヒラヒラと宙にたなびかせる。

 ラーナもまた落胆の色も見せずに頭の位置で剣を横に倒し、両脚のスタンスを広く取った前傾姿勢で追撃の構えだ。

 やはり、その手元からは剣に結ばれた赤いリボンがふわりと舞っていた。

 相手の剣のリボンを斬り落とす。それが卒業試験のルールだ。

 斬り落とされた方が敗者。
 また、自分のリボンが地面についても負けとなる。

 試合を膠着させないため、リボンは長い。重たい剣を肩より上の高さに持ち上げていないと簡単に地についてしまう。

 そしてその為、攻撃の軌道は自ずと上段が主体となる。

 どうせ振り降ろすのならと、巻き込み範囲が広い大剣を選んだのが筋力に自信のあるラーナの作戦。

 二本のリボンというリスクを取りつつ手数で勝負というのが理知的なソフィアの計算だった。

「りゃあっ!」

 大剣の構えを上げたまま、ラーナがソフィアに突進した。まずは端に追い詰め、逃げ場を失わせる。そのための初撃の大振りでもあった。
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