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第11章 裸身の聖儀式

　普段、生徒同士でなら見られても平気なのに、尊敬する人に裸身をじっと見つめられるのは全然別だ。

　恥じらう気持ち、そしてもっと他の……これまでソフィアが味わったことのない、下腹の奥でムズムズと何かがざわつく感覚。

「……恥ずかしいのね……いいのよ、みんなそうだから」

　両腕を回して優しくソフィアを抱きしめ、慰めを口にする女将軍。

　しかし、その言葉がかえってソフィアの嫉妬心を煽る。

（みんな……そうだ。クイーントリス様は毎年、主席の卒業生にこうやって……）

「私」のクイーントリス様が！

（ああ、ああ、嫌！　これまでクイーントリス様が他の誰かに裸を見せていたなんて嫌！　私とはこれきりだなんて嫌！　クイーントリス様が来年の卒業生の肌にこうして触れるのも嫌！）

　パシャリ……

　水音が跳ね、クイーントリスに抱き上げられるようにして湯船から連れ出されるソフィアの体。

　豊かな大人の乳房が押し付けられ、ソフィアの小ぶりな胸の膨らみを包み込む。