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逆襲のフィメス
第11章 裸身の聖儀式
クイーントリスのほうは、揃えた両膝を床について、ソフィアの可憐な裸体の上に聖液を引き伸ばしてゆく。
丁度良く湯と溶き合わされた儀式の水は、スルスルとソフィアの肌の上に広がっていき、妖しく濡れ光らせる。
(あっ……あっ……アアッ……なんて……気持ち良いの……なんて素敵……クイーントリス様の手が私に直接触れて下さって……でもっ……)
幸福感に痺れながらも、ソフィアは快感を表に出さないよう、ありったけの意志の力を振り絞った。
(見せたくない……はしたないと思われたくない)
戦士学校の少女たちも、年頃となれば恋人を作ったりもする。そして、アレをするのだ。肉の快楽を互いに与え合い、愛を確めるのだ。
そんな行為に憧れがないと言えば嘘になる。だが、帝国を守る戦士の本分ではないと、頑なに拒んできたのは、主席を保ち続けて来た者としての矜持だろうか。
「いいのよ……我慢しなくて」
憧れ続けた人の声。
そうだ……違う。自分は優等生だから恋人を作らなかったわけじゃない。ソフィアは気づいた。
丁度良く湯と溶き合わされた儀式の水は、スルスルとソフィアの肌の上に広がっていき、妖しく濡れ光らせる。
(あっ……あっ……アアッ……なんて……気持ち良いの……なんて素敵……クイーントリス様の手が私に直接触れて下さって……でもっ……)
幸福感に痺れながらも、ソフィアは快感を表に出さないよう、ありったけの意志の力を振り絞った。
(見せたくない……はしたないと思われたくない)
戦士学校の少女たちも、年頃となれば恋人を作ったりもする。そして、アレをするのだ。肉の快楽を互いに与え合い、愛を確めるのだ。
そんな行為に憧れがないと言えば嘘になる。だが、帝国を守る戦士の本分ではないと、頑なに拒んできたのは、主席を保ち続けて来た者としての矜持だろうか。
「いいのよ……我慢しなくて」
憧れ続けた人の声。
そうだ……違う。自分は優等生だから恋人を作らなかったわけじゃない。ソフィアは気づいた。