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逆襲のフィメス
第12章 大浴場の乱交
「うっ……ラーナ!」
「よぉ……」
まだ二十代のクイーントリスを、フィメスの英雄たる大将軍を、戦士学校の校長を、面と向かってではないにせよ「ババア」と平然と言ってのける傲岸不遜。
成績こそソフィアに譲ってはいるが、喧嘩の腕っぷしとなればラーナに敵うものなどいない。おまけに気の荒さは折り紙つきである。誰もがラーナに一目を置き、恐れる。逆らうなどもっての他の相手だ。
キーラにとってもそれは同じであり、逆らったり、機嫌を損ねるようなことはしたくなかった。
「楽しそうにやってんじゃねーか?」
「そ、そうね……卒業試験も終わったし……ラーナも楽しんでる?」
「ああ、楽しいぜ、ソフィアにも負けちまったしな」
「試合、残念だったわね……で、でも……ラーナは校長なんかに聖儀式、して欲しくなかったのよね?」
「ああ。まーな……あんな女に興味なんかねえし……どこがいいんだろうな」
「あ、あたしに聞かれましても……ホ、ホホ……」
キーラが返答に窮して作り笑顔を引きつらせる。
「よぉ……」
まだ二十代のクイーントリスを、フィメスの英雄たる大将軍を、戦士学校の校長を、面と向かってではないにせよ「ババア」と平然と言ってのける傲岸不遜。
成績こそソフィアに譲ってはいるが、喧嘩の腕っぷしとなればラーナに敵うものなどいない。おまけに気の荒さは折り紙つきである。誰もがラーナに一目を置き、恐れる。逆らうなどもっての他の相手だ。
キーラにとってもそれは同じであり、逆らったり、機嫌を損ねるようなことはしたくなかった。
「楽しそうにやってんじゃねーか?」
「そ、そうね……卒業試験も終わったし……ラーナも楽しんでる?」
「ああ、楽しいぜ、ソフィアにも負けちまったしな」
「試合、残念だったわね……で、でも……ラーナは校長なんかに聖儀式、して欲しくなかったのよね?」
「ああ。まーな……あんな女に興味なんかねえし……どこがいいんだろうな」
「あ、あたしに聞かれましても……ホ、ホホ……」
キーラが返答に窮して作り笑顔を引きつらせる。