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逆襲のフィメス
第12章 大浴場の乱交
 彼女にとってまったく気の毒なことに、卒業試験の話題はマズかった。忘れようとしていたソフィアの事を思い出させられ、ラーナの顔つきが険しく曇る。

「あ、あの……ラーナ?」

 黙り込んだ次席の顔色をキーラが恐る恐るうかがう。

 だが、ラーナはパッと表情を変えると笑顔を作ってみせた。

「ん? あー! 悪ぃ……悪ぃ……やっぱよ、負けちまったもんだから気が塞いじまってよお! でも切り替えていかないとな! 卒業試験も終わって、肩の荷も下りたわけだしな!」

「そ、そーよ! さすがラーナだわ!」

 キーラはすかさずお追従の一手だ。
 ラフィンも尻をついたまま愛想笑いを浮かべる。

 ラーナがそんなラフィンのぬるぬるとした白濁まみれの裸身に目を落として言った。

「ところでお前ら、それなんだ?」

「えっ……あ……あ、これ……?」

 どう答えたものか、問われたラフィンがキーラを見つめる。

 キーラは少しためらったが、しかし嘘をつくのも怖かったため正直に答えた。

「あ……えーと、ラーナ、これ……聖液よ……私が作ったの」
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