この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
逆襲のフィメス
第2章 美しき襲撃者
 あちこちの家屋で悲鳴と危機を知らせる怒号が響く。

 しかし、雨をしのいで屋内に分散していた所を狙われたため、その抵抗は形にならない。隙を突いて家の外へ飛び出せた者も待ち構えるラーナたち本隊によって取り押さえられる。

 それでも時が経つにつれ、次第に場は乱戦の様相を呈しはじめた。

 逃げ惑う者、隙を突いて物陰から襲い掛かってくる骨のある男たち。

 彼らの部族の習慣なのだろう。男たちは皆、浅黒い肌に燐光を発する青い刺青を彫りこんでおり、金色の短髪を一様に頭の後ろで結っている。

「深追いはするな! ジャングルに逃げ込んだ者は追わなくてよい! 男だ! 若い男を押さえろ……女は一か所に集めておけ! 年寄りは殺せ!」

 戦況を見極めながらラーナが的確な指示を飛ばす。

 そこへ、ひときわ体格の良い男が、怒りの声をあげて飛びかかってきた。

「ウォーッ!」

 手にした大きな槍の柄で、手前にいた部下を突き倒し、一直線に走って来る。

「隊長、危ない!」
/352ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ