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第12章 大浴場の乱交

　ラーナの意を汲んだ者たちがキーラを捉まえ、その体に壺の中身を降り注ぐ。四方八方から腕が伸び、あっと言う間にキーラは押し倒され、自分の作った聖液まみれになって体中をまさぐられることになった。

「やあっ……ハアンッ！　アアッ！　だめえっ！　アッ……アアッ……そんな……いっぺんにぃっ……ああああっ！」

　キーラを蹂躙するのはそのほとんどが「恋人」持ちではない連中だった。

　先ほどまでのキーラとラフィンの目に余る乱痴気ぶりを面白くなく思っていたその意趣返しと言わんばかりに、寄って集って敏感な場所を責め立てる。

「ちょっ……やめてよっ……アアッ……触っちゃ……ンフウッ！　はうっ……アアッ……アアアンッ！　んひゃうううっ！」

　非力なキーラはこうなると弱い。為されるがままに小さな体を右へ左へ、滑る床の上で跳ね反らすしか為す術がなくなる。

　そして壺はそのまま今度は恋人組の手に渡り、そこかしこで聖液の塗合いっこが始まった。