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逆襲のフィメス
第13章 フィメス皇帝
「第二百五十期生主席、ソフィア……そして次席ラーナ! 見事な成績を収めた二人を、そして全ての新しき戦士たちをここに祝福する」
壮年の皇帝よりは、まだひと回り若い女帝が、張りのある尊大な声でソフィアとラーナに祝辞を下す。
「それでは、フィメス戦士としての証を立てよ……」
と、そのとき、ソフィアが突然エニミスに向かって申し出た。
「女帝陛下、お願いがございます!」
(なっ……何言い出してんだコイツ!)
ラーナは驚き、隣りのソフィアの思いつめた表情を見つめた。
「ソフィア! 何を……」
祭事の進行を妨げる行為を、クイーントリスが制止しようと歩み出る。
だが、エニミスは落ち着き払った態度で言った。
「よい。申してみよ、ソフィア」
「ありがとうございます。エニミス女帝陛下!」
ソフィアが跪いてエニミスに拝礼する。
壮年の皇帝よりは、まだひと回り若い女帝が、張りのある尊大な声でソフィアとラーナに祝辞を下す。
「それでは、フィメス戦士としての証を立てよ……」
と、そのとき、ソフィアが突然エニミスに向かって申し出た。
「女帝陛下、お願いがございます!」
(なっ……何言い出してんだコイツ!)
ラーナは驚き、隣りのソフィアの思いつめた表情を見つめた。
「ソフィア! 何を……」
祭事の進行を妨げる行為を、クイーントリスが制止しようと歩み出る。
だが、エニミスは落ち着き払った態度で言った。
「よい。申してみよ、ソフィア」
「ありがとうございます。エニミス女帝陛下!」
ソフィアが跪いてエニミスに拝礼する。