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逆襲のフィメス
第14章 勃起堂々たる
カイオラルはしばらく口をつぐむと再び笑い出した。
「ハハハハハ! 考えすぎですよ。ラーナ殿。私は純粋に異国の文明に興味があるだけです。しがない文官ですからね……荷揚げ荷下ろしの最中の船の上にいても邪魔にされるだけ。せっかくだし、偉大なフィメスの文化を学びたいと思ったまでですよ」
「俺たちは学ばせたいとは思っちゃいねーけどな」
「それは貴女だけの考えでしょう?」
「いいや、男には何も教えることなんかねーのさ。この世には女と、性奴だけがいる。男は精だけ吐けばそれでいいんだ」
「それはまた独特の考え方ですねえ」
「独特なんかじゃねえ! 当たり前の事だ!」
「男は皆、性奴というわけですか。違いはないと?」
「ああ、そうさ。男は射精以外にどんなことができるっていうんだ?」
「できない事……ならありますがね」
カイオラルが意味深な表情で、呟くように答える。
「できない……事?」
「性奴と男の違いですよ。真の男は、愛がなければ射精などできない」
「ハハハハハ! 考えすぎですよ。ラーナ殿。私は純粋に異国の文明に興味があるだけです。しがない文官ですからね……荷揚げ荷下ろしの最中の船の上にいても邪魔にされるだけ。せっかくだし、偉大なフィメスの文化を学びたいと思ったまでですよ」
「俺たちは学ばせたいとは思っちゃいねーけどな」
「それは貴女だけの考えでしょう?」
「いいや、男には何も教えることなんかねーのさ。この世には女と、性奴だけがいる。男は精だけ吐けばそれでいいんだ」
「それはまた独特の考え方ですねえ」
「独特なんかじゃねえ! 当たり前の事だ!」
「男は皆、性奴というわけですか。違いはないと?」
「ああ、そうさ。男は射精以外にどんなことができるっていうんだ?」
「できない事……ならありますがね」
カイオラルが意味深な表情で、呟くように答える。
「できない……事?」
「性奴と男の違いですよ。真の男は、愛がなければ射精などできない」