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逆襲のフィメス
第15章 優等生の自慰
「く、あ、あああ……あ……」
最後のひと鳴きがその唇から零れようとしたそのとき、部屋の扉が小さくノックされた。
(……!)
我にかえったソフィアは慌てて着衣の乱れを直し、寝床を整えた。
(き……聞かれなかったかしら?)
心配しつつも、ノックの主に声をかける。
「どなたかしら?」
「遅くに申し訳ありません」
カイオラルの声だ。
ソフィアは夜着に上を羽織って扉を開けた。
「何のご用?」
「女帝陛下との会食の前にひとつお尋ねしておきたいことに気がつきまして」
「そ、そう……どうぞ」
先ほどまでオナニーをしていた部屋の中に通すのはためらわれたが、部屋の外に立たせてする話でもなさそうだ。
ソフィアはカイオラルを中に招き入れた。
「とるに足らぬことかもしれませんが……フィメスでは男が指輪を嵌めていても咎められることはありませんでしょうか?」
「指輪?」
「ええ、これなのですが」
そう言ってカイオラルが中指を差し出す。そこには暗赤色の大きな宝石のついた指輪が嵌められていた。
最後のひと鳴きがその唇から零れようとしたそのとき、部屋の扉が小さくノックされた。
(……!)
我にかえったソフィアは慌てて着衣の乱れを直し、寝床を整えた。
(き……聞かれなかったかしら?)
心配しつつも、ノックの主に声をかける。
「どなたかしら?」
「遅くに申し訳ありません」
カイオラルの声だ。
ソフィアは夜着に上を羽織って扉を開けた。
「何のご用?」
「女帝陛下との会食の前にひとつお尋ねしておきたいことに気がつきまして」
「そ、そう……どうぞ」
先ほどまでオナニーをしていた部屋の中に通すのはためらわれたが、部屋の外に立たせてする話でもなさそうだ。
ソフィアはカイオラルを中に招き入れた。
「とるに足らぬことかもしれませんが……フィメスでは男が指輪を嵌めていても咎められることはありませんでしょうか?」
「指輪?」
「ええ、これなのですが」
そう言ってカイオラルが中指を差し出す。そこには暗赤色の大きな宝石のついた指輪が嵌められていた。