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逆襲のフィメス
第18章 媚肉と剣の女
「そんなヤワな女、知るものか!」
「……酷いことを言う。どうして彼女を困らせるような事ばかりするのです」
「……ソフィアは関係ないね」
「彼女の気を引くために私を利用するのは子供じみてはいませんか?」
「関係ないと言っているだろう!」
ラーナの返答に、カイオラルは無言のまま、先ほど投げられて受け取った剣を地面に捨てた。
「逃げるのか!」
ラーナが色めき立つ。
「逃げはしませんよ……まずはソフィア殿をどこかで休ませるのが先だ……」
そう言って、意識をなくしているソフィアの体を両腕で抱え上げる。
「その後で、決闘は受けて立とう。いや、こちらから申し込む!」
※ ※ ※
卒業試験でも使われた闘技場を野次馬の戦士たちが取り囲み、勝手な囃し声を口々に立てている。
その全てがラーナへの声援であった。
すでに戦闘着であったラーナに対して、カイオラルは上半身をはだけただけの姿だ。
「……酷いことを言う。どうして彼女を困らせるような事ばかりするのです」
「……ソフィアは関係ないね」
「彼女の気を引くために私を利用するのは子供じみてはいませんか?」
「関係ないと言っているだろう!」
ラーナの返答に、カイオラルは無言のまま、先ほど投げられて受け取った剣を地面に捨てた。
「逃げるのか!」
ラーナが色めき立つ。
「逃げはしませんよ……まずはソフィア殿をどこかで休ませるのが先だ……」
そう言って、意識をなくしているソフィアの体を両腕で抱え上げる。
「その後で、決闘は受けて立とう。いや、こちらから申し込む!」
※ ※ ※
卒業試験でも使われた闘技場を野次馬の戦士たちが取り囲み、勝手な囃し声を口々に立てている。
その全てがラーナへの声援であった。
すでに戦闘着であったラーナに対して、カイオラルは上半身をはだけただけの姿だ。