この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
逆襲のフィメス
第1章 プロローグ 夜の始まり
「その人物」は店内の退廃的な様子をざっと一渡り見渡すと、入り口のそばに立つ仏頂面の用心棒に声をかけた。

「踊り子はどこにいる?」

 ともすれば喧騒に紛れてしまいそうな低い声。だが、用心棒はアゴをしゃくってすぐそばの階段を指し示した。

 喧騒に慣れていて、呟くような問いかけでも聞き取れたのだろうか。あるいは、よくある質問なので、見当で応じただけなのか。

 フードの人物にとって、それはどうでも良い事だった。礼も言わずに二階へ上がろうとする。

 と、その背に用心棒が待ったをかける。

「500リンス」

 二階への入場料なのだろう。呼び止められ、振り返ったフードの奥から軽い笑い声が漏れる。

「フ……取っておけ」

 面倒くさそうに懐から取り出された一枚の銀貨が指で弾かれ、見事に用心棒の胸元に飛ぶ。
/352ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ