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逆襲のフィメス
第23章 ラフィン凌辱
「こっ、この二人は……?」
「放っておきなさい! 部屋に閉じ込めておけばいいわ!」
ログスは口枷をつけられた状態で縛られ、柱の高い位置まで両腕を吊り上げられている。サヤには手枷と足枷が嵌められており、身動きできるとはいえ、たいしたことはできない。
扉さえ閉めておけば逃げ出すことはかなわないだろう。
キーラとラフィンが慎重に身構えて、兵舎の通路に出ていくと、外から鍵をかける音がした。
(チャンスだ……)
ログスはサヤを見つめた。サヤもログスを見る。
「ログス……」
サヤはログスの意図を読み取った。なんとか立ち上がり、柱の前までやってくる。
まずは口枷を外す。
「サヤ!」
「ああ、あなた!」
ログスの厚い胸にその身を投げ出すようにしてサヤが涙を流す。
「ごめんなさい……あなた……私……私……」
「いいんだ、サヤ。わかっている。それより、ここを逃げ出そう。何かが起きている」
しかし、どうすれば?
せめてサヤの手枷足枷が外せれば、なんとかログスの腕を吊る縄を解くことができると思うのだが、おそらく枷の鍵はキーラかラフィンが持って出て行ったに違いない。
「放っておきなさい! 部屋に閉じ込めておけばいいわ!」
ログスは口枷をつけられた状態で縛られ、柱の高い位置まで両腕を吊り上げられている。サヤには手枷と足枷が嵌められており、身動きできるとはいえ、たいしたことはできない。
扉さえ閉めておけば逃げ出すことはかなわないだろう。
キーラとラフィンが慎重に身構えて、兵舎の通路に出ていくと、外から鍵をかける音がした。
(チャンスだ……)
ログスはサヤを見つめた。サヤもログスを見る。
「ログス……」
サヤはログスの意図を読み取った。なんとか立ち上がり、柱の前までやってくる。
まずは口枷を外す。
「サヤ!」
「ああ、あなた!」
ログスの厚い胸にその身を投げ出すようにしてサヤが涙を流す。
「ごめんなさい……あなた……私……私……」
「いいんだ、サヤ。わかっている。それより、ここを逃げ出そう。何かが起きている」
しかし、どうすれば?
せめてサヤの手枷足枷が外せれば、なんとかログスの腕を吊る縄を解くことができると思うのだが、おそらく枷の鍵はキーラかラフィンが持って出て行ったに違いない。