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逆襲のフィメス
第4章 婚礼前の水浴
「ぷあっ! しぶといアマだぜ! クソッ!」

「なあ、兄貴、陸の上に上げちまったほうが早いんじゃねぇか?」

 そう言ったのはモインのほうだ。

「そいつはいい考えだな……」

 アンザロの言葉を耳にして、私は少し安堵を覚えた。それならば逃げる隙ができる……

 でも、それが油断だった。
 一瞬気が緩んだ隙に、アンザロの指が私のそこを力強く捉えたのだ。
 
「ひぃぅっ!」

「ヒヒッ! 捉まえた……捉まえたぜぇ~サヤァ……」

 乱暴に、いやらしく動くその太い指先。その五本が五本とも、水の中の私の割れた部分の形を確めるように、前から後ろまであますところなく探る。

「うっ……ぐっ……ひ、う……」
「ほーら、ほらっ……ん? イイだろ? たまんねぇだろ?」

 そしてついにアンザロの親指が、肉に隠されていた一番敏感な部分を探し当てた。

「ンアアアアアアアアッ!」

 私の上げた絶叫には隠しがたい快感の色が混ざっていた。
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