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逆襲のフィメス
第5章 暴かれし秘肉
 この一角には昨日の襲撃で捕えられ、連行されてきた者たちが集められていた。ラフィンがコイツらと呼んだその中には――サヤもいた。

(ああ……夢……)

 数週間前のログスとの思い出。恐い思いもしたが、二人の絆を強く確かめ合うことができたあの出来事。

 そして、婚礼を挙げ、初夜の明けた昨日、村を襲ったフィメスの奴隷狩り。捕えられ、愛する男の前で受けた辱め……。

 サヤの脳裏に忌まわしい記憶がよみがえる。

「さあ立て! 今日からお前たちには搾精女(さくせいめ)として働いてもらうんだ……こちらの部屋に来い! まずはお前からだ」

 まだ混乱の冷めぬ様子のサヤの腕を掴んで立たせるラフィン。
 
 キーラが先ほどと同じく嗜虐的な笑みを浮かべてジロジロとサヤの身体を眺めまわしながら言った。

「……さてと、いっしょに行ってこの女の泣き叫ぶ姿を見たい所だけど……こっちはこっちで残りの女どもを監視しないといけないから……残念」

「フン、キーラは趣味が悪いぜ……ちゃんと仕事しろよ!」

「ラフィンこそ!」

 ラフィンがサヤを連れ、キーラは見張りに残る。
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