この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
逆襲のフィメス
第8章 破られた契り
涙が、サヤの頬を伝った。
もうどうすることもできない。
どうすることもできないのだ。
自分は負ける。
この淫欲に。
この手管に。
この男に。
そして失う。
何を?
何かを。
「……サヤ!」
声がした。サヤの真正面の小屋の入口に、黒い人影。逆光となって輪郭だけしかわからないが、声でわかった。
「ログ……ス……」
サヤの呟く声にかぶせるようにして、アンザロが促す。
「ねだってみせろよ、サヤ……凄く良くしてやるぜぇ……」
逆らえない。その甘い誘惑。
自分の体が自分のものではないように。自分の心が自分のものではないように。
(駄目……ああ、駄目……)
愛する夫の前で、まだ肉を契らぬ、約束の人の前で、サヤはその言葉を口にした。
「サ……サヤの処女まんこを……アンザロ様のご褒美チンポで抉って下さいませ……初めてのザーメンを……お、奥まで……流し込んで欲しい……です」