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love†debiru
第3章 自分のキモチ
―次の日
学校ってこんなに嫌なところだったっけ。隣の席には
羽音ルイ。変態悪魔。
何か漫画を読んでいる…。
ここは話しかけるべきか…?
・話しかける
・話しかけない
んー…
→・話しかける
・話しかけない
よしっ!!
「ねぇ…羽音…ルイ…何の漫画、読んでるの?」
「………………」
えっ…無視…?
「ねぇっ!羽音ルイ!」
「わおっ、なになに?」
…なになにじゃないわよ。
変態悪魔め…。
「何の漫画読んでるのって聞いてるの」
「これ?漫画?俺は研究本を読んでるんだ」
「悪魔が何を研究するのよ」
「しーっ!」
羽音は私の口を手で抑え、耳元で呟いた。
「前川さんを落とす為の研究だよ」
…!?
言葉が出ない。心臓がバクバク鳴る。
「そーゆー人の心を弄ぶような冗談やめてよ」
「冗談だとおもうなら、それでも構わないけど?」
カプ…
「ひゃ…。ちょ、耳噛むな!」
もーうっ馬鹿、死ね!
ますます自分のキモチが分からなくなっちゃうじゃない…。