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love†debiru
第4章 噂
―次の日
「あーみっ、おはよ」
「あっ、ルイ、おはよ」
私はルイのお陰で、人生が変わった。
大袈裟かもしれないけれど…。
ルイ、ありがとう。
「ルイ、しゃがんで」
「?う、うん…」
私は、ルイの耳に口を寄せた。
「大好きっ」
「…………亜美…あみぃぃぃぃ!!」
「きゃあっ!」
ルイは私をお姫様抱っこして、勢いよく階段を駆け上がる。
あっという間に教室に着いてしまった。
廊下で喋っている人や教室の中にいる他の生徒は私達を見て口をポカーンと開けている。
そりゃそうよね、ルイが私をお姫様抱っこしてるんだから…
ルイは山下さんと付き合っている事になっていたんだから。