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色華短編集
第1章 都の巻 むかで
その日は非常に蒸し暑い夜だった
寝付けない都は全裸で横になっている

[暑いなぁ…]

オナニーでもすれば眠れると思い秘部に指を這わす
ヌルッとした感触とクリが堅くなるのが解る
しばらく擦っていると自然と足が開き、クチュクチュとまさぐる音と喘ぎ声が部屋に響く

『あん…いい…』

乳首も摘まみだしクリを擦る指も速くなる

『あっ…あっ…いく…』

体を仰け反らせ絶頂を迎えると、心地よい疲れと気だるさが全身を駆け巡る

[これで眠れそう…]

意識がぼんやりとしてきてまさに眠りにに堕ちようとしていたその瞬間

【ジカッ!!】

淫部周辺に激痛が走る

『ギャッ!!』

慌てて起き上がり、部屋の灯りを着ける
布団には10㎝近くのムカデが布団の上で蠢いていた
近くにあった団扇で処理する

『痛っ!!』

気が抜けた瞬間刺された所が痛み出す

『薬塗らへんと…』

痛みをこらえながら薬箱と手鏡を持ってくると
足を開いて刺された所を確認する

『派手にやられたなぁ…』

陰部の横と内股の付け根が紫色に腫れ上がっていた
薬を取り出し患部に塗る

[明日にはましになるやろ…]

灯りを消し横になる
しかし暑さでムッチリとした淫部が蒸れて、ムカデに刺された時の独特の痛痒さが増してくると自ずと膝を曲げ股を開く
皮肉な事にその痒さが淫らな気分に拍車を掛け、自然と秘部を弄り始める

[ああん…痛いけど気持ちいい…]

そのまま快楽に身を委ね落ちるまでオナニーを続けた…

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