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色華短編集
第37章 4人の巻 市民プール
『どこへ行ったんやら…』

波の出るプールから上がり辺りを見回す

『アッ!』

見上げた先にスライダーで順番待ちしている愛美の姿を見つけ都は階段を上って行く

『ハァ!ハァ!ハァ…』

しかし着いた頃には滑り終えた後だった

[しゃあない…もっかい下りるか…]

息を切らせている都を見つめる男達

『おい…あれって…』

『さっきプールで…』

『ああっ…しかしすげぇな…水着食い込んでマン毛はみ出てるぜ!』

『声、掛けてみるか?』

ヒソヒソと話した男達は都に声を掛ける

『誰か捜しているんですか?』

声を掛けられ振り向く都

『えっ!友達の姪っ子捜してるねん!』

[スゲェ!水着が透けて乳首丸見え♪]

[露出狂か?]

各々そんな事を思いつつ都の身体を嘗め回す様に見ながら男達は協力を申し出る

『おおきにな!助かるわ!』

礼を言い再び階段を戻ろうとする都に

『次、俺達なんで一緒に行きましょ♪』

スライダーの入口を見ると男達の前の人が滑り出そうとしている

『おおきに!』

礼を言い男達の中に入る

『それじゃあ、次の人!』

スタッフに呼ばれ都はスライダーの入口に向かった
座った都を男達が取り囲む

『危ないから、下がって下さい!』

『大丈夫!大丈夫!!』

そう言いながら監視員の制止も聞かず勢いで発進する

『それぇぇぇぇ〜っ!』

男達と都は塊となりスライダーを滑って行く

『わぁぁぁぁ〜っ♪』

声を上げ滑る都の身体に男達の手が延びる

モゾッ…

モゾッ…

グニュ…

[へへっ…柔らかい…]

[ムンムンの脇臭がたまんねぇ…]

しかし都はスピードと絶叫に男達の手に気付かない

そんな中出口が見えてくる

『キャァァァ〜ッ♪』

『いくぞぉぉ〜っ!!』

掛け声と共に都の水着を引っ張る

ザバ〜ン!

都と男達の塊はプールの中へと落ちる

[せぇのっ!]

男達は示し会わしたように都の水着を引っ張る

『プハァァァァ〜ッ!』

ピピピピピィィィィィ〜ッ!

水面に顔を出す都と男達
同時に下にいる監視員が笛を吹き駆け寄ってくる

『やべぇ!逃げるぞ!』

男達は都の手を掴みプールから上がると一目散に逃げる

『なんや!なんや!』

状況が解らず都は手を引かれるままプールから上がると連れて行かれた…

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